日立市十王町高原
山桜
樹齢不明
樹高20m
名前の由来にもなっていますが、桜の根元に二十三夜尊の石碑が建てられています。
樹高があってとても大きい桜です。
二十三夜講というのをご存知でしょうか。
庚申講と似てますが、月齢二十三日の日を忌みの日として、月の出を待って家族が現れた月を拝む行事です。
月待ちの講と呼ばれていまして、家族で遅くまで起きて集まることで絆を深めあったのだそうです。
講とは?
同じ目的の者が集まる組織のこと。
この月待ち信仰には他に、十三夜講、十九夜講、二十六夜講などがあるそうで、月齢に関係しているようです。
それぞれの講で本尊仏が変わるようです。
二十三夜講は勢至菩薩。
桜のそばには庚申の石碑もありました。
このような石仏は庶民信仰の代表的なもので、他に道祖神や馬頭観音、お地蔵様などが道端に奉られていることがありますね。
別の木が寄生してます。
街道沿いに存在感をもって咲き誇る一本桜。