法龍寺のイチョウ
法龍寺
大子町上金沢1684
樹齢700年
樹高35m
幹周11.3m
茨城県内最大のイチョウです。
天然記念物に指定されてないのが不思議なほど、ものすごく太くて立派な木でした。
春に一本桜の撮影で訪れたお寺ですが、その時には時間がなくてイチョウは撮影しませんでした。
紅葉は終わりに近くて、ほとんど落葉しておりました。
その分、イチョウのまわりは絨毯のように綺麗でした。
ここは親鸞(しんらん)の孫である如信上人終焉の地であり、徳川光圀が如信のお墓を訪れて法龍寺を建立したと伝わっています。
その如信上人の十三回忌に植えられたのがこの大イチョウということです。
歴史を裏付けるかのように存在する巨木。
ただただその大きさに感動しました。
乳房のようにぶら下がっているのが「乳根」です。
イチョウの巨木に多く見られます。
イチョウは落葉が激しかったですが、境内の紅葉は全体的に真っ盛りでした。
同じ大子町でも随分違うものです。
写真の話です。
早朝の撮影でした。
まだ太陽の光が射す前でしたので、三脚を使用して撮影しました。
レンズの明るさにもよりますが、自分は絞り値をどんどん変えて撮影していくスタイルなので、ISO感度設定をオートにすると、どんどん感度が上がってしまって、その分画質が悪くなってしまいます。
PLフィルターを装着しているので、通常より露出も下がっていますので、ISO感度を100に固定すると、どうしてもシャッタースピードが1/60秒よりも遅くなってしまいます。
1/60秒は手ブレギリギリのスピードなので、三脚必須というわけです。
イチョウの全景です。
法龍寺にはもう一本の名木があります。
如信上人が植えたと伝わるカヤの巨木です。
法龍寺のカヤ
樹齢710年
樹高24m
幹周6.8m
町指定天然記念物
イチョウの存在感が凄すぎてついでの撮影となってしまいましたが、天然記念物だけあって貴重な木です。
茨城県大銀杏巡り、本格的にスタートです。
撮影 2013年11月