袋田の滝で有名な茨城県大子町。
JR水郡線袋田駅の西側、久慈川の向こうには箕輪山という山があります。
その山の頂上付近にある伝説の山桜が「箕輪の桜」、通称「誉れ桜」です。
現在樹齢600年といわれている巨木で、間違いなく大子町最古の桜です。
樹齢500年を超えたとされる明治時代に、「誉れ桜」の名を頂いたと伝わっているそうです。
情報が少ない桜でもありまして、4月になるまでその存在を知りませんでした。
大子町には有名な一本桜が数多く点在してます。
やはり見た目にも華やかな桜が人気です。
しかし、自分はこういったある意味マニアックな一本桜が大好きです。
そんな凄い桜があるならば是非ともこの目で見たい、そして撮影したいと思ってました。
しかしこの誉れ桜。とんでもなくわかりにくい場所にあります。
おそらくなんの情報もなしでは辿り着くことができないと思います。
この日自分は、常陸太田市の「旗桜」撮影時にお会いした桜マニアの方に、詳しく誉れ桜への行き方を聞いておりました。あの偶然の出会いがなければ、途中で断念していたと思います。
当ブログは県内の一本桜全掲載を目標としてます。
地域に眠る名木をオープンにすることで、茨城にもこんなにすばらしい桜があるということを、ひとりでも多くの方に知っていただきたいという思いがあります。
そのような理由から、今回、誉れ桜への道のりを記事にしておきたいと思います。
よほどもの好きな方でないと役に立たない記事かもしれませんが(笑)
※誉れ桜は個人所有の山にありますので、マナーある登山が大前提です。
A地点が誉れ桜の位置です。
袋田駅から久慈川を渡って箕輪山へ伸びる林道を進みます。
車は逆を向いていますが、矢印を参考にご覧ください。
こんな感じの林道です。大きな段差はありませんので、普通車でも容易に上っていけます。
駐車スペースはここぐらいしかありませんでした。
駐車スペースの目印はこの「秀明水」です。
とても冷たくておいしかったです♪
秀明水付近からは歩いて向かいます。
カーブの先から山に入ります。
ここで入らないと、この先には箕輪観音堂と、そのさらに先の個人宅で行き止まりとなります。
矢印のように進みます。
個人所有の土地ですので、余計なところに入らずに、マナーを守って進みましょう。
家が見えてきます。
この家の右側を入ります。
人が住んでいる様子はありませんでした。
一年経ってしまうと枯れて景色が変わるとは思いますが、このように進みます。
振り返ってみるとこんな感じです。奥に見えるのがさきほどの家。
ここまで来ればあと少しです。
巨大な木が姿を現しました!
撮影 2013年4月